キノコによる食中毒に注意しましょう!




 山形県のキノコ中毒ワースト3 (平成14年〜19年)

ワースト

ツキヨタケ

山形県におけるキノコによる食中毒発生件数
(平成14年〜19年)

ワースト

クサウラベニタケ
ワースト

ドクササコ


 キノコの写真と中毒発生分布図

      ツキヨタケ

ツキヨタケはブナなどの広葉樹の倒木や枯れ木に発生します。ムキタケ、シイタケ、ヒラタケと間違われることが多いといわれています。中毒すると腹痛、嘔吐、下痢などの消化器系症状を起こします。有毒成分はイルージンSなどです。



ツキヨタケによる食中毒発生件数
(平成14年〜19年)

(厚生労働省ホームページのデータを元に作成)

ツキヨタケとムキタケ・ヒラタケの見分け方
ツキヨタケの石づきを縦に裂くと、黒紫色のシミがありますが、
ムキタケ・ヒラタケにはありません。

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      クサウラベニタケ

クサウラベニタケは広葉樹林の地上に発生します。傘の表面は乾くと絹糸のような光沢があると表現されます。ウラベニホテイシメジと間違われることがあります。中毒すると腹痛、嘔吐、下痢などの消化器系症状を起こします。有毒性分はムスカリン、溶血性タンパクなどです。
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クサウラベニタケによる食中毒発生件数
(平成14年〜19年)

(厚生労働省ホームページのデータを元に作成)


      ドクササコ

ドクササコは広葉樹林や竹藪の地上に発生します。ナラタケやアカハツ、カヤタケなどと形態が似ています。中毒すると手や足の先に焼け火箸で刺されたような激痛があり、この症状は1ヶ月も続くことがあります。有毒成分はアクロメリン酸、スチゾロビン酸、クリチジンなどです。
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ドクササコによる食中毒発生件数
(平成14年〜19年)
(厚生労働省ホームページのデータを元に作成)


      キノコの迷信は信じないで!!

        縦に裂けるキノコは食べられる
        毒キノコは派手な色、食キノコは地味な色
        においがよければ食べられる
        虫やナメクジが食べていれば食べられる
        熱(熱による調理)をかければ食べられる
        なすと一緒に煮れば食べられる
        塩蔵すれば食べられる

食べられるキノコかどうか迷ったら食べないことが大切です!


 関連リンク

山形県食品安全対策課ホームページ
「10月はきのこ食中毒予防月間です」 URL
http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020071/ 

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山形県衛生研究所理化学部
TEL 023-627-1110