改正感染症法に基づく

「結核の接触者健康診断の手引き」
(2008年6月 改訂第3版)

結核の接触者健康診断の手引き(改訂第3版)の公開について

 平成18年度厚生労働科学研究(新興・再興感染症研究事業)「効果的な結核対策に関する研究班」(主任研究者:結核予防会結核研究所長 石川信克)では、分担研究(分担研究者:山形県衛生研究所長 阿彦忠之)の成果として「改正感染症法に基づく結核の接触者健康診断の手引き(初版)」を作成し、平成19年4月に公開したところです。
 その後、感染症法に基づく結核の届出基準の改正などに関連して一部修正を行い、平成19年7月に「改訂第2版」を公開しましたが、改訂後も全国の保健所等からは手引きの内容に関する様々な質問やご意見が寄せられておりました。
そこで、平成19年度の分担研究において、本手引きの更なる改訂に向けた意見募集やワークショップ等を行い、このたび「改訂第3版」が完成いたしました。その全文を本ページで公開いたしますので、ダウンロードしてご活用ください。
なお、今回の主な改正点は下記のとおりです。
※ ダウンロードは,こちらから
   ⇒ 改訂第3版 PDF(今回の修正箇所を赤色表示)

   ⇒ 改訂第3版 PDF(白黒印刷版)
(謝辞)  
全国の保健所および都道府県(政令市)の感染症担当課等の皆様からは、数多くの貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。

(※改訂第3版における主な改正点)
第2版の公表以降に発出された厚生労働省通知,及び全国の保健所等から寄せられた意見などを踏まえて,以下の改訂を行った。
  1. 胃液や気管支内視鏡検査に伴う検体から結核菌陽性と判明した患者の「感染性」の評価について,感染症法に基づく結核患者の入退院及び就業制限の基準に関する厚生労働省健康局結核感染症課長通知(平成20年9月7日,健感発第0907001号/同年10月1日付けで一部改正)との整合を図るため,関連部分を一部改訂
  2. 第4章として「結核菌の分子疫学調査」に関する事項を新たに追加
  3. 改訂に向けた意見募集に応じて全国の保健所及び都道府県・政令市の感染症対策担当課などから寄せられた修正意見を踏まえ,初発患者の感染性の評価,QFT 検査の適用上の留意点などに関する内容を一部改訂(※)
  4. 第3章の「4−2 感染の有無に関する検査」の内容のうち,新しい感染診断法としてのQFT 検査の意義や適用上の基本的留意点などに関する解説部分については,第2章に移動し,第3章では健診対象者の年齢等を考慮したQFT(ツ反)検査の実施と事後管理を中心とした内容に改訂

(※)全国の保健所等からは、修正意見のほかに数多くの質問をいただきました。そこで,手引き(改訂第3版)とは別に,接触者健診に関する質疑応答集(Q&A)を作成し、別途公表いたします。

平成20年6月
山形県衛生研究所長 阿彦 忠之