山形県衛生研究所は県民の皆様の健康と安全のために活動しています。

令和3年度(2021年度)の調査結果

　新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）は2019年に中国武漢市で発見され、世界中に広まった病原体です。ヒトからヒトへの伝搬は飛沫等を介して起こり、密閉密集密接のいわゆる3密がそろうと感染伝播のリスクが高いと言われています。呼吸器症状や、高熱、下痢、味覚障害などの様々な症状が見られますが、無症状の場合もあります。山形県では、2021年度に新型コロナウイルスに対する中和抗体保有状況調査を行いましたので結果を報告致します。

　新型コロナウイルスワクチンの接種率が高い20歳以上において、中和抗体価が高い傾向が見られました。
　新型コロナウイルスに対する抗体価について、ワクチン接種の効果、感染防御に必要な抗体価、変異株との関係など、今後解明すべき課題がたくさんあります。本調査を含め、様々な視点からデータの蓄積を行い、解析していく必要があります。来年度以降も調査を続けてまいりますので、県民の皆様に引き続きご協力をお願い申し上げます。
　

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令和3年度(2021年度)

　今回の調査に関しては、0-4歳（54名）、5-9歳（19名）、10-14歳（16名）、15-19歳（2名）、20-29歳（15名）、30-39歳（24名）、40-49歳（37名）、50-59歳（33名）、60歳以上（15名）合計215名の県民の皆様にご協力をいただきました。どうもありがとうございました。また検査の実施にあたっては、保護者の皆様・関連医療施設のスタッフの皆様のご配慮をいただきました。あわせて御礼申し上げます。

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