季節の薬草
 山形県保健福祉センター(山形県山形市十日町)の敷地内には薬草栽培地があります。
 当所では、健康保持増進、疾病予防の一助になることを期待して、薬草の勉強を始めました。これから季節を追って開花する薬草を調べてご紹介したいと思います。

今回ご紹介する薬草
オトギリソウ(生薬名:小連翹しょうれんぎょう (7月撮影)
オトギリソウ科の多年草。

採取と利用法:花が終わって実になる頃に全草を採取し、水洗いして使用する。生で揉んだものや煎液を傷薬とする。

成分:タンニン、ヒペリシン、クエルセチンなど。

薬効:止血作用、傷薬とする。

注意:成分のヒペリシンでアレルギーを引き起こすことがあるので注意すること。西洋オトギリソウ(セントジョーンズワート)を服用する場合は他に服用している薬が効かなくなることがあるので注意が必要です。
 
(理化学部)