レジオネラ症はレジオネラ属菌(Legionella spp.)による感染症です。
この菌は、水中や湿った土壌など自然環境に普通に存在している細菌で、
水などに生息するアメーバの細胞内で増殖します。
 1999年4月から感染症法が施行され全数把握の対象疾患になりました。

 山形県の患者発生状況を棒グラフで、全国の発生状況を折れ線でグラフに示しました。
山形県の患者数は右側の数値を、全国の患者数は左側の数値を見てください。
 折れ線で示した全国の患者数は、年々増加傾向を示していましたが、2009年は減少しました。
山形県の発生状況は増減があるものの年間10名程度で推移し、
1999年から2009年まで、74人の発生届出がありました。
発生状況を罹患率(人口10万人年あたり)で比較すると全国は0.15なのに対し、
山形県は0.48と罹患率の高いことがわかりました。

 発生届出のあった74人の性別は、男性が68人、女性が6人で、
圧倒的に男性が多く、91.9%を占めていました。
年齢階級別(10歳ごと)では、60代をピークに50代、70代に多い傾向が見られました。
50歳以上の男性患者の占める割合は54人(73.0%)でした。

皆様のご協力どうもありがとうございました